38歳が基本情報処理技術者を1ヵ月勉強して合格した話
ひゃっほう!
落ちただろうなぁーと思っていた基本情報処理技術者の試験に合格しました。
合格証書と試験の成績
スキャンしてみました。
世間的にはそれほど高い資格でもない。
38歳のおっさんが受かって浮かれる資格でもない。
それでも、
試験というものを数十年ぶりに受けた結果なのでやっぱり嬉しい。
こっちが成績照会
午前、午後共に60点が合格ラインです。
午前はいいとして、午後はギリギリ(汗)。
多分あと1問間違っていたら落ちてます。
試験対策の5つのポイント
私が試験勉強・当日の試験を通して
取り組んだこと、感じたことは以下の4点でした。
参考書は絶対にひとつにする。
参考書をさくっと一周する。<インプット>
基本情報技術者試験ドットコムで問題を解きまくる。<アウトプット>
試験要綱に目を通しておく。<情報収集>
午後問題の対策、特にアルゴリズム系は早めに取り組む(反省)。
1. 参考書は絶対に一つにする。
2冊も3冊も必要ないです。
むしろひとつに絞り込まなければダメ。
参考書というのは学習する内容を体系的に網羅されているものだと思います。
基本情報処理の参考書は、基本情報技術者の試験に合格することを目的としているわけです。
つまりどの参考書も試験合格に必要な学習内容は記載されています。
レイアウトや文体に違いはあれど、書かれている内容には大きな違いはないです。
じゃぁどの参考書がおすすめかというと、
正直どれでもいいんじゃね?(笑)
と思います。
もう一度いいますが、書かれている内容に大きな違いはないです。
好み、フィーリングで決めてしまっていいです。
それに勉強が進むとあまり参考書は使わなくなります(笑)
ちなみに私が利用したのは、
インプレスブック社の「かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成29年度」の電子版です。
(全文PDF・単語帳アプリ付) かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成30年度 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)
- 作者: 五十嵐順子,ラーニング編集部
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平成30年度の試験を受けるのに平成29年度版を購入したのは、
購入当時、平成30年度の電子版がまだ発売されていなかったからです。
また、電子版を購入したのはiPadで勉強したかったからです。
ただ購入してから気づいたのですが、
こちらの商品は購入特典として本書URLより
全文電子版(PDF)をダウンロードできます(笑)。
だから電子版を買う必要はありませんでした。
あと、学習するうえで参考書の不足部分はネットで調べれば、
わかりやすく説明されているサイトが必ずあります。
決断して買ってしまいましょう!
2.参考書をさくっと一周する。<インプット>
見出し通りです。
まずは、参考書を読破することを目指しましょう。
そうすることで合格するためにどのような知識が必要になるか、
試験に合格するための必要な知識の全体像がわかると思います。
基本情報処理の試験範囲は広いので、人によって苦手・得意分野が分かれてきます。
特に文系の方はデータ系がきついと思いますが、
わからなくても止まらず、一周することを目指しましょう。
参考書をみるということは知識をインプットすることですが、
インプットの精度にこだわり過ぎると時間がかかってしまいます。
スケジュールに余裕があれば、二周してもいいと思いますが、
早めに次のステップ(アウトプット)に進んだ方が効率的です。
3.基本情報技術者試験ドットコムで問題を解く。<アウトプット>
「基本情報処理、問題」などで検索すると上位にひっかります。
午前の試験対策で問題集を買う必要はないと思います。
私自身も問題集を買わずにこのサイトの過去問をひたすらこなしました。
過去問が大量にあり、模擬試験形式で問題を解くことができます。
また、ユーザー登録すると学習履歴や前回の問題を解いたところから始められ、
非常に便利です。
午前対策はこのサイトで問題を解きまくりましょう。
一連の流れとしては
模擬試験形式で問題を解く
不正解を参考書で確認
参考書でもわからなければネットで調べる
間違った問題を解く ~以下ループ~
はじめはなかなか点が取れないと思いますが、
5回分くらい問題を解いていくと、
大体似たような問題が多いことがわかってくると思います。
また、何度も間違う苦手分野がわかってくるので、
改めて参考書・ネットで知識を補完しましょう。
参考書に不満をもつ時がある
私は早い段階でマネジメント・ストラテジ系はそこそこの点が取れたのですが、
データ系が全然ダメでした。
例えば2の補数とか意味不明で参考書みても、
自分には説明が 1+1 = 3 みたいに飛躍していると感じ、
全然理解ができませんでした。
他の参考書を立ち読みしても ???
結局は、参考書の問題というより、私の基本情報処理を学ぶ為の素養、
数学の基本レベルが低かったからだと思います。
参考書はページ数の都合で噛み砕いた説明を記載するのに限界があります。
こういった場合、私はネットで調べて知識を肉付けしていきました。
ネットだとページに制限がないので、探せば参考書より細かく説明されているサイトがあります。
- 参考書は全体像をつかむ。
- ネットで各分野の理解を深める
という風に使い分けてました。
4.試験要綱に目を通しておく。<情報収集>
試験要綱には出題者の意図が含まれているわけですから、
結構大事だと思います。
基本情報処理の資格を取ろうと決断する時に、
一度目を通すかもしれないですが、
ある程度知識をつけてからもう一度見た方がいいです。
出題範囲が大分類、中分類と説明を見て問題のイメージが掴めたらOK。
???の語句があれば、ネットで調べたり、参考書で確認しましょう。
午後問題の対策、特にアルゴリズム系は早めに取り組む(反省)
私は午後対策は試験の1週間前から始めましたが、
今思うと遅かったです。
せめて2週間前から始めた方がいいと思います。
平成30年の試験要綱ver3.1によると
午後の試験は
- 情報セキュリティ
- アルゴリズム
が必須問題
その他の問題の出題は
- ソフトウェア
- データベース
- ネットワーク
ここから3問出題
- 経営戦略
ここから1問出題
となります。
アルゴリズムとソフトウェア開発以外は午前問題の応用です。
午後の試験対策ですが、午前と同様に基本情報技術者試験ドットコムで
問題を解いて解いて覚えました。
アルゴリズムは必須なので過去問題と解答をずっとにらめっこしてました(笑)が、
時間との戦いで正直きつかったです。
ソフトウェア開発はプログラム未経験者は表計算一択でしょう。
表計算で注意しなければならないのは、表計算=Excelではありません。
関数が日本語になっているので、勘違いしないように関連サイトで調べといた方がいいです。
私はExcelはかなり得意な方だったのでせすが、
一週間前に問題を初めてみてかなり焦りました。
午後の問題も過去問をいくつか解いていくと
自分の傾向がわかってきます。
私は、ハードウェア、ソフトウェア、アルゴリズムが苦手で、
特にアルゴリズムが絶望的でした。
なので対策として、情報セキュリティ、データベースは8割以上、
マネジメント、ストラテジは満点、表計算は6割の得点をとる事を目標にして、
合格点の60点をクリアできるよう調整しました。
結果的にはこれが功を奏したのですが、
アルゴリズム、ソフトウェア開発は各20点満点、
それ以外は各12点満点と言われてますので
スケジュールに余裕があれば、アルゴリズム、ソフトウェア開発に
時間がかけた方が効果的です。
まとめ
一番大事なのは、午前・午後も基本的には過去問を解くことだと思います。
試験本番でも問題を見た瞬間答えがわかるような使いまわし問題も結構でますしね。
ステマみたいになってますが、基本情報技術者試験ドットコムさんには
ほんとお世話になりました。
後は、参考書でもわからないところはネットを活用する。ですかね。
参考書を読むより自発的に調べた方が覚えがいいです。
1ヵ月で合格するには、
- 参考書読破 3日
- 午前の問題を解く 12日
- 試験要綱を確認して対策を立てる 1日
- 午後の問題を解く 14日
になると思います。
これから勉強される方参考になれば。